オーストラリア留学成功への道を無料でサポート
留学一般知識

【英語検定試験】 IELTS

IELTS(International English Language Testing System)はオーストラリアのTAFE・大学基準として一般的に使われている英語力判定テストです。 ケンリッジ大学地方試験委員会(UCLES)とブリテイッシュカウンシルとIDP(オーストラリアの教育を促進する組織)との共同で運営しているもので、受験者が大学や専門学校で英語を使って学んだり、訓練を受ける力を試す試験内容となっています。

<試験場と試験日>

 テストは日本、オーストラリアを含む多くの国で行われています。 試験会場や受験日は、IELTS公式サイトで確認できます。

<モジュールの選択>


●アカデミックモジュール
専門学校や大学で勉強していくのに不可欠な学習スキル(学術的な長い文章を早く読んで理解する、講義を聞いてノートを取る、論文やエッセイを書く、質問して必要な情報を得る、研究発表をするなど)を試されるテスト内容になります。

●ジェネラルトレーニングモジュール
英語を使って日常生活で生活していける基本的な英語力を試されるテスト内容になります。 一般的にはオーストラリア移民申請者を対象としていますので、留学を目的とする場合は、アカデミックモジュールを受験してください。

<試験の大まかな内容(アカデミックモジュールの場合)>

1. 聴解力(リスニング)
* 日常会話の聞き取り。 回答は選択式と記述式
* アカデミックな会話の聞き取り。 回答は記述式と書き取り式

 2. 読解力(リーディング)
* 3種類の文章で出題。 回答は選択式と記述式
* 出題の文章内容は書籍や雑誌、新聞等

 3. 文章力(ライティング)
* 図表や統計を整理して説明したり、比較する
* 特定のトピックに対する主張を展開する

 4. 会話力(スピーキング)
* 試験官と受験者の自己紹介
* 受験者の身近な話題について話す。物事について語ったり、説明したり、描写し たりする技術を要求される。
* 情報を聞き出す。 課題を与えられ、それを自分から率先して試験管から情報を聞き出したり、問題を解明したりする。
* インタビューでの会話は録音され、言葉の使い方、適切さ、語彙と文法をその状況に合わせて使えるかなど特定の評価基準で判定される。

<テスト結果>

試験の結果は1週間後にオンラインで確認できるが、公式スコア票は郵送されるため2週間程度かかります。

スコアはリスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4部門に分けて各1から9までのスコアが出ます。


9:極上、ネイテイブ級の語学力・・・適切さ、流暢さに富んで英語を操ることができ、完全に理解ができる。
8:優良の英語力・・・慣れない状況で、たまに正確さに欠く以外はかなりの複雑な議論にも応じることができる。
7:良い英語力・・・時々間違いをおかしたり誤解をすることもあるが、ある程度複雑な言葉、詳細に至る説明にも応じることができる。 
6:有能な語学力・・・時々正確さや適切さに欠けたりすることもあるが、全体として有効に英語を操る事が出来、身近な状況ではかなりの複雑な言葉も理解する事ができる。
5:中級の英語力・・・良く誤りをおかしやすいが、基礎的な意志疎通には応じられる。たいていの状況において大体の意味を理解している。
4:限られた英語力・・・身近な状況では基本的に意志疎通に支障はないが、理解面や表現面に問題点が見られる。複雑な言葉には応じられない。
3:非常に限られた英語力・・・身近な状況でも大体の意志疎通しかできず、コミュニケーションに於いて非常に頻繁に支障をきたす。
2:生活にも困難な英語力・・・一語一語や短文によるごく基礎的な情報伝達ができる以外は、事実的に会話は不可能。会話・識字における理解に困難を持つ。
1:英語力はほとんど無し・・・単語以外は本質的に英語を使う事ができない。
0:非受験者

関連トピック