オーストラリアの大学院では、リサーチとコースワークという2種類のコースが用意されています。
リサーチ(研究)では自主的な研究成果である学位論文をもって学位を取得するのに対し、コースワークでは大学院レベルの科目を履修することで学位を取得します。
大学院で開講するコースの中でも修士号(Master)はリサーチとコースワークの両コースがありますが、博士号は例外的なケース(DBA、Doctor of Business Administrationなど)を除いては、リサーチのみとなります。
入学基準値(学力)
海外留学生がリサーチへの入学を希望する場合、既に学士号を持っているということに加え、通常以下の条件が課されます。
修士号リサーチの場合
- すでに修士号(または博士号)を取得している
- オーストラリアの大学院で開講されている Master Qualifying (1年間)を規定の成績以上で修了する
- オーストラリアの大学で開講されている Honours (1年間)を規定の成績以上で修了する。
博士号の場合
- すでに修士号(または博士号)を取得している
- オーストラリアの大学で開講されている Honours (1年間)を規定の成績以上で修了する。(通常、修士号リサーチよりも高めの条件が設定されています)
リサーチ・コースへの入学を希望する場合、通常以下の書類が必要となります。
- 学士号以降の成績証明書
- 修士論文(または博士論文)の概略(英語)
- 学術研究成果を出版している場合は、その詳細
- 研究関連領域での職務経験がある場合は、その詳細
- 政府からの援助、または奨学金を受けている場合には、その詳細
- 希望するコースでの研究計画概要(英語)
入学基準値(英語力)
大学院でのリサーチ・コースでは通常、以下の英語能力が要求されます。(各大学・コースで若干異なる場合があります)
- 受験後2年間以内のIELTS平均スコア6.5以上、(全てのセクションで6.0以上)
- 受験後2年間以内のTOEFLスコア91点以上
- 英語を公用語とする国で、英語での大学教育を2年以上受けており(それを証明する書類が必要)、それが入学申し込みから数えて過去5年以内であること。
上記入学条件は一般情報です。希望するコースの入学条件をよく確認の上出願しましょう。
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